行動解明プロジェクト・２

圭：イプシロンの打上今度は成功したな。
見に行った人も嬉しかったやろ。

和：失敗した時も大勢の人が見に行ってたけど、夏休みの思い出にと思ってたんやろうからちょっと可哀想やった。

圭：絵日記の格好のネタやったのに。

和：前に発信機を使って渡りの解明できへんかなって話したやん。
打ち上げた衛星を使って何かできへんのかな。

圭：軍事衛星みたいに鮮明に写せるんなら鳥も写るんじゃないか。

和：人の顔まで分かるっていうからな。

圭：鳥に付けた発信機を自動追尾したら渡りの行動が全部見れるで。

和：そうやな。タカの渡りにも使えるし、雁や鶴は大群で移動するから上から見たら壮観かも。

圭：アネハヅルがヒマラヤを超えるのも見れるで。

和：小鳥は難しいかな、小さいから。
でもある程度分かれば面白いかも。
例えば、その鳥が大阪城に入ったとするやろ。
そうしたら鳥が移動するのに合わせてバーダーも移動するやん。
鳥がちょこまか動くとバーダーが右往左往する様子が見れて面白そう。

圭：誰かが画像見ながら皆にそっちじゃないあっちや、とか言って誘導することも出来るかな。
それとか、元山さん今日も早いなとか、山崎さんまたビール飲んでるわとかも見れるかもな。

和：でもそれって写ったらあかん事も写ってしまうかも。

圭：ほんまや。鳥が居る場所に行くときは気を付けんとな。

和：気を付けてても写されてること分からへんと思うよ。
ところで、何か気をつけなあかん事でもあるの？

圭：例えばや、たとえば・・・。