南の鳥
圭:今年も大阪城に珍しい鳥が入ったな。
和:リュウキュウサンショウクイか?
圭:うん。出会えた人はラッキーやな。
でも、分布を広げてるんなら見れるチャンスはあるな。
和:そうやけど、亜種だけにサンショウクイみたいやな。
圭:まあな。もう少しサンショウクイとの違いがあったらな。
もし二人だけで見たら分かったかな?
何か黒っぽい個体やな。こんな個体も居るんやな、で終わってたかもな。
和:そんな鳥がこんなところに居るて思ってないもん。
だいたいいつも図鑑持ってないやん。
持っとかなあかんで。
圭:人に言わんとお前が持ったらええがな。
和:いやや。図鑑はあんたが持つんや。
それはそうと、南の鳥が分布を広げるんは温暖化の影響かな?
圭:どうやろ、そうとばかりは言えんやろ。
分布を広げる鳥は他にも居るから。
理由は何にせよ、これからは今まで見れんかった鳥が見れるようになるかもな。
和:適材適所って言葉があるように、南の鳥は南の島で見るからええねんで。
この辺でアカオネッタイチョウとかエリグロアジサシとかが見れても変な感じ。
圭:そりゃそうやけど、向こうに行かずして見れるんやで。
なかなか時間が取れんやろ。
楽やし、時間の節約できてええがな。
和:そんなこと言うて、私を南の島に連れて行かんとこ思うてるやろ。
そうはいかへんで。
連れて行け!
圭:くそ、バレたか。