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喧嘩の種
圭:やっと寒くなって冬らしくなってきた。
冬鳥は少しは南へ下ってくるかな。
和:今年はいつまでも暖かかったから、やっと紅葉真っ盛りになっかかと思ったらもう冬や。
年々紅葉が遅くなってるような気がする。
圭:そうやな。暑いか寒いか極端になってきた。
そういや、紅葉といえばこの前山に行った時の夫婦おかしかったな。
和:ああ、キャンプに来てお昼食べようとしたら「箸忘れたー」ってなった夫婦やな。
圭:そうそう。確かこんな感じやったな。
「あれ?箸が無いぞ。お前どこに入れたんや。」
和:「ええー、テーブルの上に出してたやん!あんた入れてくれへんかったん?」
圭:「知らんがな!なんでそんなとこ置いたんや。お前がちゃんと入れとかんからや!」
和:「ここ置いとくから入れといてな言うたやん。何聞いてんのあんたは!」
圭:ははは・・・。よその家のいざこざは面白いな。
何でそんなつまらん事で本気で怒るんやって事で喧嘩するよな。
和:ほんと、子供と一緒やな。
あの夫婦箸買いに一緒に車で山を降りていったけど、ずっとあの調子やったかな。
圭:かもな。
でも、その点大阪城は安心や。
弁当の箸忘れても何なりと店があるから。
その代わり双眼鏡は何処にも置いてないで。
お前よう双眼鏡忘れるからな。
和:なんや、嫌なこと言うな。
だいたい自分のだけさっさと持っていって、私のも持っていってくれたらええやん!
いつもソファの上に置いてるやん!
圭:知らんがな!