ウソかまことか
和:造幣局の通り抜けはいつものことながら沢山の人で賑わったな。
遠方から来るバスで大阪城も一杯や。
圭:ラジオで、関西で花見スポットといえば?っていうのやってたんやけど、一番は何処やったと思う?
和:そりゃあ、やっぱり吉野やろ。
圭:そう思うやろ。それがなんと大阪城やで。
和:へぇー、びっくりやな。皆桜を見るより桜の下でどんちゃんやる方が好きなんと違う。そういう場所が多いから。
圭:大阪城も桜の本数は多いからな。
それに大阪城にはウソはほとんど来んから、芽を食べられて咲く花が無い、なんて事は無いし。
和:ウソが桜の芽を食べるんは、桜のピンクを体に取り入れる為なんやで。
そうやってほっぺが薄紅色になっていくねん。
ほっぺって赤というよりピンクがかってるやろ。
圭:ホンマかいな。
まぁ雄は分かるけど、雌はどういう事や?
ぜんぜん赤くならんがな。
和:雌はより赤いほっぺの雄、より赤いほっぺの雄を生む雌を残すために食べるねん。
圭:それにしても、桜が咲かんようになるまでバクバクと食べ尽くすことないがな。
和:雄は誰よりも綺麗にならんとあかんやろ。
食べれば食べるほど赤味が増して綺麗になるねん。
だから食べなあかんねん。
圭:何か、ちょっと夢があってええな。
それがホンマなら害鳥扱いされて嫌われることもなくなるかもな。
オマエええこと言うな。
和:あったり前やん。
酔っぱらってほっぺた赤くして帰ってくるどなたかとは違いますから。