真夏の課題
圭:相変わらず暑いな~。どこに行っても鳥は見づらいし。去年の今頃はどこ行って何しとったんやろ?
和:さぁ~なぁ。毎年同じこと言ってる気するな。
圭:こういう、鳥がヒマな時にこそデジスコ写真をちゃんと撮る練習せなあかんな。
和:うん。最近は大阪城でもデジスコで写真撮る人増えたな。
圭:他の人が撮ってはるのを見せてもらったら自分よりはるかに綺麗にしたはったりして、ちょっとショックを受けるよな。
和:うちのスコープは、口径が小さくて暗いからな。な~んて腕のマズさをスコープのせいにしたりなんかして。
圭:けど、明るいスコープ欲しいなぁ~。どっかの福引でも当たらんかな。
和:そんな賞品あるか!何等賞やねん。ごっつ一般受けせえへんし。それより、道具に頼らんと腕を磨く事やで。いっつも「道具ちゃうで、腕やで。」って言ってるやん。
圭:そーや。その通りや。その通りやけれども、やっぱり道具も大事やで。
和:暑い暑いって言ってる間に秋の渡りが始まるで。今年は春の渡りが早かったから、もしかしたら秋の渡りも早まるかも。
圭:そうやな。一概には言えんけど、春が一週間位は早かったから、秋は盆前くらいから始まる可能性もあるで。楽しみやな。
和:秋の渡りもデジスコで撮るで!
圭:けど、思う様に撮れんデジスコにイラつきながら、この暑さに耐えてじっとしてられるか?
和:・・・。残暑の厳しくない事を祈るのみ・・・やな。
54号掲載(2002年8月)