鳥見とフィットネス
圭:今更やけど、春の鳥見は体力勝負やな。
和:どういう事?
圭:コルリ、コマドリ、ヤブサメを探すには腰をかがめて覗き込んでじっと待たなあかん。そこで必要になるのが強靭な腰の力や。
和:それで?
圭:市民の森で頭上の鳥を見つけるには、首の力と双眼鏡を持ち続ける腕の力が必要や。緑が茂って見極めるのに手間取るし、木はどんどん生長するし、高い所を見続けなあかんからな。
和:なるほど。
圭:脚力も必要や。鳥を探しながらゆ~くり歩くとこれが以外にキツイ。長時間立ち、歩き続ける体力もいるな。
和:スポーツジムに通ってるのに役に立ってないいうこと?
圭:いや、もっと鍛えなあかんいうことや。
足腰はジムでも鍛えられるけど、首は難しいな。首でブリッジでもするか。首太くなるで。
和:太くなるのはいやや。キュッと全身締まるのがええな。お腹なんかキュッと割れて、二の腕もキリッと締まって。
ちょっと力こぶなんかできたりして。
圭:いやいや、鳥見にそこまで必要ないやろ。
まぁ僕の小遣い締めるよりお腹締めるほうがええけど、割らんでええで。
和:近所のYちゃんも最近肉体改造にハマってるみたいやし。私も負けへんように頑張って鍛えぬくでー!
圭:だから・・・ちょっと違うって。
おまえら一体どこを目指してるんや…?
和:ビリーはもう古いから、美人(?)ズブートキャンプ。
圭:無理無理やな