似たもの同士~♪
圭:鷹の渡りもいよいよピークやな。
和:鷹は遠くから飛んで来て西のほうへ飛び去っていく様子が見れるから、渡りを実感できるよな。
圭:松村和子の気分やな。
和:何それ?
圭:「き~っと帰って来るんだと~○○山で手を振れば~」やがな。
和:そこだけやん。若い人はそんな歌知らんで。
そんな事より、都会のど真ん中の大阪城の上を鷹が渡るて不思議な気がする。
圭:そんな事て気に入らんな。まぁええか。
大阪は丁度渡りのルートの一部なんやろ。ルートを外れたら、いくら山の上で見晴らしが良くても全然飛ばんからな。
和:ところで、大阪城で鷹を見るのって、どこが一番いいかな。
圭:旧博物館あたりは東側が見渡せるな。
西の丸は芝生に寝転がって見れるで。
和:そんな事したら寝てしまうやん。
もっといいとこあるで。天守閣や。
あそこなら全部見渡せるから、東から飛んで来て、西に向いて渡っていく様子がよく見れるで。
よく見たら意外と飛んでるかもね。
圭:それを調べようと思ったら定点観測しかないか。高くつくな。
和:あ、天守閣って金網で囲われてたよな。
どっちにしても、何日も同じ場所で、飛んでも飛ばへんでも観測するなんて、あんたできる?
すぐにあきてウロウロしたり、居眠りするのが関の山やな。
圭:何言うてるんや、おまえもやがな。
うちは二人ともズボラなんやから、こういう事には向いてないで。
和:へへへ、まぁ、似たもの夫婦ということで・・・。