暖かい鳥見
建国記念日に大阪城へ行く。真冬なのに寒くない。戦前戦中の建国記念日には、紀元節の歌を全校生で歌わされた。寒い講堂で立ちっぱなしの子供達は、鼻水をすすりながらあかぎれや霜焼けの痛さを堪えていた。あの寒気団はどこへ行ったのか?
堀のカモは激減して、教育塔北の堀にはカワウだけ・・・私が鳥見を始めた頃にはキンクロハジロやホシハジロが千単位で集まっていたのに・・・ゴイサギが集合していた石垣にはアオサギがちらほら・・20年前は見かけなかったヒドリガモやハシビロガモが増えてきている。これは、温暖化のせいかな。とTさん・Yさんと立ち話をしていたらカラスが騒々しい。
カラスにモビングされながら極楽橋を渡るタカを見付けた。ハイタカ!と言われて私はオオタカとハイタカの判別が出来ないことに気づかされた。寒いからと言い訳が通じない、今日この頃の暖かい大阪城にもっと来て勉強しなければ・・・
76号掲載(2007年3月)