何時、吉に向かうの?
元旦・何十年ぶりかでおみくじを引いた。”凶 吉に向かう”とでる。「今が凶、これから吉、どんな楽しい事が待っているかな」と楽天主義の私は思っていた。
三月・野鳥が移動し始め大阪城の野鳥天国も間近と言う時二階から一階まで階段を飛んだ。結果は右足をギブスで固められる。しかし日頃から大阪城の鳥見で鍛えられた足は見事に一ヶ月で自由獲得。「上手に落ちて軽症で済み骨も若かった」と自慢した。辛うじて春の渡りに間に合い、コマドリ・オオルリ・キビタキの姿を例年になく新鮮に鑑賞した。サンコウチョウも見つけなければとリハビリに励んだ。
五月・ストレッチをしていると、グギッと嫌な音がして激痛が走った。再びギブスで拘束される。ナンチュウコッチャ・・・
今年のサンコウチョウは見られないかも・・命の綱の年金もなんやら心細い。イラクもなかなか落ち着かない。内外共に早く吉に向かって欲しいな。
63号掲載(2004年5月)