バードウォッチング検定はどこへやら
私は2002年に第二回バードウォッチング検定を受けた。
自転車で大阪城公園に日参した結果、積上げた知識がたくさんあると自信満々で試験場に臨んだ。
ところが百点満点をとるつもりが、91点 「二級」 の判定を貰った。
「身近な野鳥コース」でこの成績では! 意気消沈してしまい大阪城定例探鳥会の担当を外してもらった。
減点は「総合的知識と幅広い視点」の分野に集中している。
今、問題用紙を広げて見て「なんで、こんな簡単な問題をまちごうたんや」と悔しがる。 きっと?十年ぶりのテストで胸はドキドキ、頭はカッカッとのぼせて、うっかり・ぼんやり・あせりで平常心をなくしていたのだろう。
大阪城の鳥見でもその傾向が見られる。
銀杏を踏みつけ無いように、足元ばかり見て歩き、そのイチョウにコノハズクがいたと後で聞いて悔しがる、「ほら、あそこに珍鳥のシマノジコが」と目ざとい仲間が教えてくれたのに、うろたえ焦って焦点が合わせられない。
こんな体験を重ね、歳も重ねて今はゆるゆる鳥見をし、足弱になり頭脳不明晰になっても、鳥見の面白さは味わえると、居直ることにしました。
三月の関西水彩画展には、近所の「上町筋」のスケッチで、スズメをチュンチュン登場させて楽しい気分を表現しましょうか。