オリンピックで思うこと
8月13日から昼夜逆転のテレビ浸かりになってしまった。日本選手の成績に一喜一憂し、その後冬のソナタまで見ている。お涙頂戴のドラマと悪口を言いながらも惹かれて見てしまう。おまけにカササギ・コイカルなど写っていないかと目を凝らしたりしている。
人情の機微に触れるのに国境は無い事を痛感するひと時だ。しかしこの地球上では国家体制・宗教の違い・武器を持っているらしい・など様々な理由で戦争の絶えることがない。オリンピック停戦など束の間の平和でお茶を濁さず、世界中の人がゆったり、のんびり、スローライフで暮らせる日は、何時くるのか。
日本で子育てを終えた夏鳥たちが国境を越え南へ渡っていくシーズンが来た。「気いつけて行っといで、また元気に帰っといでや」と声を掛けに大阪城へ行こう。オリンピックは再放送で我慢して、早起きの生活リズムを取り返さなくては・・・平和呆けしている私はそんなことしか考えつかない。
64号掲載(2004年8月)