大阪城公園の懐は深うおまっせ
「サンコウチョウが来てくれへんね。こない青テントが増えたら」と去年は姿が見えなくて苛立っていました。ところが今年は一転して夢のような日を送りました。
8日 ♂(飛騨の森)
私も通ったのに見つけられなかった。くやしい。
12日 ♀(西の丸庭園
)
幼稚園児が叫び走っている。あかんわ、と早とちりをした。残念。
14日 ♀(博物館裏)
さっきまでいたのにとは、不運な私やなあ。
14日 ♂(市民の森)
ついに見参。探鳥会の人々の賛嘆の声の中をちらちら。大満足。
17日 ♂(貯水池斜面)
低い下枝の間をひらひら。東や北やと右往左往。
18日 ♀(ヘリポート)
あわてて駆けつけたのに、ヘリコプター着地で行方不明。無念。
20日 ♂(神社裏)
目前に。パチパチ羽音を残して翻る。足許の柵にとまる。
ホイホイと朗らかな声。雨上がりに元山さんと味わう至福のひととき。
大阪城の鳥にこだわる私たちにごほうびが出ました。
大阪城にサンコウチョウはよう似合いまんな。
42号掲載(2000年6月)