本丸庭園の池
先月はじめ本丸庭園の池にカルガモが2羽休んでいた。ショウブの花が開いている。この場所にショウブがあったのか?今まで気付かなかった。
帰宅途中、あの花はショウブ、アヤメ、カキツバタのいずれだろうかと正しい名を知りたくなった。
小学生のころ、浴槽にショウブの束が浮かんでいる子供の日の銭湯は楽しみだった。跨って沈めたり、押しあったりして遊んだ。銭湯は遊びに行く場所だった。
調べてみると浮かんでいたものはショウブ。花ショウブを花芽の前に切り束ねたものとは全く別種のものらしい。細長い葉の外見は変わらないが種が違う。ショウブと花ショウブ。ツバメとアマツバメのようなものらしい。そうだったのか!跨って遊んでいたのは花ショウブとは違ったのか。
ではアヤメとカキツバタと花ショウブの3種の違いはどうなのか。調べると分かりやすい説明を発見。アヤメは花の基に文目の模様がある。これが名前の由来だそうだ。なるほど。花ショウブは黄色、カキツバタは白がある。
なるほどこれは分かりやすい。詳しい人なら何をいまさら。と思われるだろうが素直に喜んでいる。
淀川城北公園は花ショウブ。鳥見でよく出かける大泉緑地はカキツバタ。なるほどと一人感心している。
そこで大阪城公園本丸庭園の池の花はと、カルガモの後ろの花を拡大してみると花の中に黄色が・・・。花ショウブだった。
もうすぐ秋の渡りが始まる。春と同じように渡りの時期は、年2回のお祭りのようなもの。楽しみに待っている。ただし、秋の渡りは悩みが。
鳴き声の少ない秋は、杜鵑やムシクイなど、姿を見ながらも識別できず飛び去ってしまうことも多い。この3種のように、一点を見れば確実に分かるポイントがあれば気楽に祭りが楽しめるのだが。