新しい種が次々と。
「えーっ。ブッポウソウ」
電話の声に驚いた。ビールを飲みながらパソコンに向かっていた私は急いで駆け出す。5月20日のことである。慌てなくてもいい情報もあるがこれは違う。
数人が見上げる市民の森にたどり着いた時 「ゲゲッ」と声が。
間に合ったと思ったが見られず。暗くなるまで探したが悲しい結果に。一気に疲れが出てとぼとぼ帰宅。
数か月前、2月8日。一通り回って第二寝屋川の水上バス乗り場に着く。リュックにカメラや双眼鏡を入れて帰り支度。
いい日だった。南外堀の1番やぐらの下でオナガガモに出合った。
ふと、川面に目をやるとセグロカモメが浮かんでいる。よく見る光景。・・・・一瞬置いて、ん? いわゆる二度見。後は注視。オオセグロやないか。飛び上がる。
昨年はアカエリカイツブリとクロハラアジサシの2種の新記録種。
大阪市の中央にある公園で、次々と初観察の種。いつまで続くのだろうか。昨年の9月に「日本鳥類目録 改訂第7版」が出た。これにより日本の野鳥は633種とされた。大阪城公園ではこれまでに163種が記録されている。
ヤイロチョウなども観察される日がくるのだろうか。イワミセキレイも来てほしい。シマゴマも来てほしい。アカモズも来てほしい。
これから先、どんな野鳥たちがやって来るのだろう。飛び上がって喜ぶか、悔しさでとぼとぼ帰るか。