城のカラス 多いか 少ないか
第1回大阪城公園カラス生息数調査。2003.3.21(金)実施
東京ではカラスと人との軋轢が問題となっている。ごみを食い散らかす、群れ鳴き、気味が悪い、襲ってくるなどだ。
東京都では捕獲トラップを設置したとのテレビニュースの記憶もあるが、捕獲では根本的な解決にはならないだろう。
その他の対策も講じているようだが、基本的にカラスの問題はごみの問題。動物を考えるとき、餌の問題から入ると分かりやすい。
大阪ではカラスがニュースになることはそれほどない。南港のニュートラムがカラスの接触で非常停止したとか、群れるとの苦情で、交差点の街路樹の剪定をしたとかのニュースを耳にしたことがある程度。
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大阪城公園でのカラスの話題も多くない。鳴き集まることでオオタカの存在を知らされたりホームレスに飼育され人を恐がらず身近に寄ってくるハシブトガラス(以下ブト)がいたり。最近ではカラスが後を付いてくるカラスおばさんや、風切が一部白いボソなどだ。東京のような深刻な出来事はないが、個体数や、ボソとブトではどちらが多いのかなど、気になることはあった。
これらは大阪城公園で調査したいテーマの一つで落合さんや山崎さんらとよく話題に上っていた。
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3月21日調査実施。集合打合せ場所には、本丸にある豊城園の二階和室を提供いただく。
調査は、大阪城公園内を14の調査単位に区切り、一斉にカウントする方法。一番心配していた天候にも恵まれ、幸先のよいスタート。
当日参加いただいた調査従事者は総数28名。多くの方々の協力に感謝。
伊藤さんをはじめ皆さんが積極的に声かけいただいたお陰である。
当日は午後1時に集合、ミーティングの後、午後2時から一斉に調査開始した。
結果は「大阪城公園のカラス調査結果」にて。
58号掲載(2003年4月)