ロバー ト・デ・ニーロも
「つんぶり」の
ファンらしい。
緑が濃くなってきた。例年梅雨入りは6月の初めころ。その時期に春の渡りの流れを引きずったサンコウチョウやホトトギスの鳴き声が響いたりすることもある。キビタキのさえずりを聞いたこともある。
スーパーの店頭にハモが出始めた。大阪では天神祭が始まる夏の暑い時期にハモを食べるのが習慣。ハモは梅雨を吸って美味しくなると言う。そして梅と合う。
時期的にやや早いハモを手に入れる。湯引きしたものはお勧めしない。
開いた生ハモにザッザッザッと骨切り包丁を入れる。熱湯にさっとくぐらせ梅肉を付けて一口。湯割りを一口。
たまらない美味さ!少し先に季節を味わう。ちょっとした「あて」に凝るのが私の飲み方。
佐渡ではトキが巣立ちして、とうとう野生で繁殖成功。コウノトリは、京都の久美浜でもヒナ3羽が誕生。兵庫の豊岡以外では始めて。しかも第3世代である。両種とも野生復帰が順調に進んでいる事は大変うれしい。
戦後の日本が驚異的な経済成長をとげて、豊かな暮らしを手に入れたが、コウノトリやトキの生息環境は無視された。その結果両種とも絶滅した。
やがて、ロシア(ソ連)からコウノトリをもらい、中国からトキをもらった。共に日本より経済成長が遅れた国では棲息していた。
秋の渡りが始まる8月の中旬まで時間を持て余す。佐渡の北雪酒造の焼酎「つんぶり」が旨いらしい。ネットでは、著名なアメリカの俳優も絶賛したとか。朱鷺を眺めながら湯割りを一口。ハモと「つんぶり」は合うだろうか。