スタート! ~どうなる、大阪城公園~
3月31日、桜色に染まった大阪城公園にオオルリ、クロツグミが到着。その後もキビタキ、センダイムシクイなど春の主役たちが順調に飛来。
4月1日から西の丸庭園で行われていた、夜桜イルミナージュも今日(4月12日)で終了。散り行く桜と入れ替わり夏鳥が所狭しと飛び交う季節がスタートする
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スタートといえば・・・気になる大阪城公園の管理。
今年度から一部施設を除く大阪城公園の管理が大阪市から電通をはじめ大手企業からなる、大阪城パークマネジメント共同事業体に委託された。
構想では江戸時代を体感出来るテーマパーク、侍姿の着せ替え写真館、上方を再現した飲食店などが計画され、元博物館はレストランやカフェに、西の丸庭園迎賓館をパーティー会場に改装する計画、ランニングコースも再整備、などなど・・・。
西の丸庭園、受付嬢の話では今年度は工事に着手する事はなく様子を見るとの事、来年4月までは現状維持と思われるがその後が心配。
採算重視の民間企業、来城者が少なければあの手この手で集客を試みることは火をみるより明らか、年中イベント漬け、あちらこちらで工事ということになるのでは、という懸念は拭えない。
これまで行われてきた意図不明の枝切り、タイミングを全く考慮しない草刈り、越冬中のカモのことなどお構いなしに行われる石垣の清掃など改善されるのだろうか。
われわれ鳥見人にとって受け入れ難かった大阪市の公園管理、今後民間企業に委託され「これなら大阪市の方が・・・」という事態にならなければ良いのだが。
野鳥をはじめ多くの生き物が生活する大阪城公園、人々の憩いの場大阪城公園、同じ時、同じ空間を生きる全ての生き物にとって、永遠に「都会のオアシス」であり続けて欲しい。