イルミネーション 〜3Dより…〜
一昨日は大雪、大阪市内でも積雪を記録。雪を纏った天守閣、なんとか残雪をと願うもその後雨に。
長年観察を続け、雪を纏った天守閣を拝めたのはたったの数度、1度は一昨日同様大雪での観察、風情を楽しむどころではなかった。降雪日の翌日が休日、早朝晴れ渡った青空に雪の天守閣、見たいなぁ。
その天守閣がこの冬注目を浴びた。
天守閣を巨大スクリーン化し3Dマッピングなる三次元映像、西の丸庭園では様々なイルミネーション。これにはさすがの太閤さんも度肝を抜き床に臥せてしまうかも。いや、初物好きの太閤さん大喜びで毎晩酒宴?
で、やっぱり気になる3Dマッピング。開催日から今日の閉幕日まで「行こうか、行こまいか…」悩んだ挙げ句…動画サイトで見よっか。
次々繰り出される迫力映像。天守閣は燃え盛り、崩れ落ちる。蝶が舞い、金の鯱が泳ぐ。虎が吠え、竜が天昇。なんという斬新な映像、と言っても現場で見ていないのであまり迫力を感じなかったが…
この映像を観賞するのに¥1500?特等席では¥3500??コーヒー1杯サービス???この寒空で。
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それより大阪城公園を彩る生き物たちを観察している方がよほど良い。
枯葉色の林床に草花が、地中からは多彩な体色を持つ虫たちが顔を出し、柔らかな陽射しを受け蝶は舞う。春待ちの木々に色とりどりの野鳥、旅立ち前のカモは入念な化粧。
人工的に創られたイルミネーションより、日々刻々と変化する自然のコラボレーション、これを毎日無料で楽しめるのだから…
コーヒーを飲みながら3Dを楽しむより、酒を呑みながら鳥(bird)、蝶(butterfly)、虫(bug)、この3Bを楽しむ方がずーっと良い。