テングチョウ表面 |
テングチョウ裏面 |
春を呼ぶ蝶。春先の早い時期に顔を出しいち早く春を感じている蝶なのか。目から先に天狗の鼻ような突起があり名前の由来となる。飛翔は素早く目で追うのがやっと、吸水のため地上に留まるか、目の届く樹木に樹液を求めて留まるところに出会えば、絶好の観察チャンス。飛翔中、表面(背側)は全体が黒っぽく橙色の班がよく目立つので比較的識別しやすいが、制止時羽を閉じると裏面(外側)が枯葉色なので見失うとやっかい。大阪城公園では3月中旬から11月中旬まで観察できるが複数頭の記録は少なく真夏の8月は観察記録はない。市民の森や飛騨の森など薄暗く地面の湿ったところを好む。