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大阪城公園の蝶タイトル

73回タイトル

ロマダラソテツシジミ裏面の写真
裏面
ロマダラソテツシジミ♂表面の写真
♂表面(背側)
 
ロマダラソテツシジミ♀表面の写真
♀表面(背側)

元々は東南アジアで分布する蝶、1990年前半に沖縄地方で発生、2007年7月には鹿児島で、同年秋には本州では初めて大阪府池田市、兵庫県宝塚市で確認された。そして2008年8月には兵庫県宝塚市、西宮市、続いて大阪府北摂地方で確認され、ついには大阪城公園で8月24日に…大阪市内で初の確認となる。大きさはヤマトシジミほど、動きもよく似ているがヤマトシジミよりは羽ばたきおよび移動が緩やかに見える。裏面の模様は全体が茶褐色、外縁に波形の白い班その内側に白く縁取りをしたような楕円状の模様が並ぶ。後翅(後ろ羽)の内側には3つの黒班、中央上部には一つの黒班、下端部には大きく目立つ黒班とそれを覆うように橙色の模様があり、尾状突起(しっぽのような突起)がある。開翅状態(背側)では、♂は全体がやや暗めの水色に黒い縁取り、♀は全体が黒く中央では水色が目立ち後翅下端には裏面同様黒班とそれを覆うように橙模様が目立つ。尚、♀の特徴については大阪城公園、兵庫県の一部で撮影されたものを元に記述した。図鑑や文献が少なく異なった点もあるので要注意。本種はまだ謎の多い種なので今後の観察、研究報告に注目したい。

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