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73回タイトル

南外堀にメジロガモ。

10月25日の朝、紺碧の秋空を映した南外堀の水面に、そのカモは光りを受けてエビ茶色の胸を赤く輝かし。850羽を越すホシハジロとキンクロハジロの群の端で小さく波にゆれていた。メジロガモ! 初めての出合いだった。福岡市の大濠公園まで出かけ空振りになったカモにフィールドとしている大阪城公園で出合うとは。
知る限りこれまでメジロガモの記録は4例である。1959年12月に千葉県の宮内庁猟場で確認されたのが初記録で、各種の図鑑などで良く知られている。2例目は1990年2月に福岡市大濠公園の記録でその後毎冬5年間渡来した。図鑑などに掲載されている写真はほとんどこの個体である。3例目は、1996年1月に岐阜県の長良川で記録された、ミカヅキシマアジが話題になっていた頃である。4例目が1997年12月に香川県三豊郡三野町と高瀬町での記録である。
そして今回の記録が5例目。大声で叫びたいような思いを押し殺して双眼鏡を目に押し付けたまま、私は動けなくなっていた。
38号掲載の巻頭言より(1999年11月)

メジロガモの写真

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